「岩手・老舗の白だし」は、創業明治三十九年の岩手の老舗醸造所が、長年培った「だし取り」の技術により、岩手産丸大豆の自社製・木樽仕込本醸造淡口醤油、厳選した鰹節、日高産昆布、そして、霊峰早池峰山の伏流水から造り上げた白だしです。熟練の職人が、納得いくまで出荷しない頑固なまでのこだわりが詰まった商品をしつらうにあたり、風土、こだわり、伝統を表現しながら、行き過ぎない高級感を感じられる澄んだデザインを目指しました。また高級でありながらどこか親しみを感じさせるため、製造元がかつて造り酒屋だったことや、百貨店や高級スーパーの購買層というターゲット層との親和性も考慮し、日本酒や洋酒のラベルを彷彿とさせるテイストを用いつつも調味料感も失わないバランスを模索しました。容器に関しては、 耐熱500mlPETからターゲットや品質とのデザインバランスを考慮し、既存型500mlガラス瓶への変更をご提案。最終的にはシリーズ感を維持したいとのご希望で既存看板商品と同型のガラス瓶を使用することになりました。現時点で、東北のみならず目標だった関東圏でも百貨店やスーパー・セレクトショップなど取扱い拡大中です。（「おいしい東北パッケージデザイン展」受賞作品）